夜明けの虹

言うほどこいつの考え知りたいか?

小説

太宰治の「人間失格」を読んだ

「世間」「人々」の価値観に迎合できない男を主人公とした、 太宰治の半ば自伝といえる中編小説。 さて、いかにも僕が好きそうなタイトルですが 好奇心の欠如が理由で出会いが遅くなってしまいました。 しかし、手放しで褒めることも多い僕ですが、 本書は一…

夢野久作の「ドグラ・マグラ(角川文庫版)」を読んだ

ドグラ・マグラとは、日本三大奇書に数えられる推理小説。 推理よりも精神病に関する苛烈な表現が目立つ記憶に刻み込まれる一冊です。 「チャカポコチャカポコ」等の擬音が有名ですが物語構成そのものも衝撃的で、 読者の脳に何らかの爪痕を残すことに違いあ…

芥川龍之介の「河童」を読んだ

独特な世界が魅力の、晩年に発表された作品ですね。