今日もかにしのをプレイしています。
いや~~~~~~~~~~~~~~~楽しいです。
このゲームは読むのが楽しいです。
ランスの余韻もありましたが、ノベルゲームにスッと戻ってこれそうです。
梓乃ルートが終わり、殿子ルートも中盤戦。
まずは梓乃の方から考えていきましょう。
梓乃ルートを考える
一言で言うと、対人恐怖症を克服する梓乃の成長物語に違いありません。
人と接触しなかった故、多くの間違いを犯しながらも輝きを取り戻していく姿に
勇気を貰えました。愛おしさもありますし、成長を見守りたくも思えます。
それはまさに、教師と生徒の恋愛模様を描く本作を象っていました。
しかしながら、梓乃の魅力は成長する姿だけでなく、芯の強さも挙げられます。
これまでの自分本位な考えを反省し、恩を返したいと強い意志を持つだけでなく、
司の抱える心の闇を的確に見抜き、「一緒に恐怖を乗り越えよう」と声を掛けてくれる。
そこで初めて、一方的な「見守る愛」から「対等な恋愛関係」へ昇華していくのです。
本当に素敵な物語だと思います。
Hシーンで放った司を救う一言が大好きです。
梓乃しか見えなくなってしまいました。
殿子については次回に記載するので、
ここでは更に、梓乃について掘り下げさせて下さい。
殿子ルートでの梓乃を考える
このゲームをプレイした人には分かると思いますが、
殿子ルートでの梓乃は、梓乃ルートは何だったのかと言いたくなるくらい
あっさりと司を受け入れてくれます。
「えっ、憎むという話はどこへ行ったの……?」と思わずにはいられないでしょう。
僕は梓乃ルートを先にプレイしたので、描写されなかったところで
梓乃に司を認めさせる特別なイベントが起こったのだろうと推察できました。
仮にプレイ順が逆だったら……と思うとゾッとします。
前情報無しでプレイしているので、この順番で攻略したのは単なる偶然でした。
司と殿子が仲良くなる光景に、動揺ではなく憎悪なのか?と疑問には居られなかったことでしょう。
最終的には梓乃を理解出来ると思いますが、中盤までの見方は大きく変化しそうです。
殿子の幸せを大切に考え、司や学友にも馴染んでいく。
梓乃ルートで何故出来なかったのか?と思ってしまうかもしれませんが、
司が梓乃に意識を向けるか否かが分かれ目、という考え方もアリですね。
他人をいったん拒絶してしまう体質にあるけれど、司の優しさには気づいていたから憎悪という感情に変質した……とか、妄想が膨らみます。
元も子もないですが、梓乃の見た目がとても可愛いというのも
彼女を受け入れられた一因かもしれません。
不安ばかりの表情から笑顔を覗かせてくるようになった時などは、
笑顔が見たくて見たくて堪りませんでした。
殿子、みやびが梓乃を超えてくるのは難しいかもしれませんが、
本校系シナリオのテキストはかなり好みです。
弥が上にも期待してしまいますね。