今日もハルカの国をプレイしています。
明治越冬編が終わりました。
プレイ時間はあっさり目ですが、そうは思えぬ濃厚なシナリオに打ちのめされました。
ここまで心の奥底が熱くなる越冬がこの世のどこに存在するのでしょうか。
寒暖のコントラストもまた芸術的で、ライターのセンスに圧倒されるばかりです。
何気な~く見届けた越冬編の結末(格好を付けて金銭を失う)が、
決別編の序盤に現実的な問題として重くのしかかっているのが何だか可笑しいです。
幸福の王子が辿った運命の先がまだまだ続いているような感覚です。
ユキカゼの暴走は迷惑に思えますが、道を切り開いてくれる期待感もありますね。
また、ユキカゼ自身は気づいていない(気づかないようにしている?)ようですが、
ハルカへの陶酔が隠せなくなっていて微笑ましいですね。
同じ化けといっても人間臭いユキカゼと達観しているハルカでは
大きな違いがありますから自然なことですが、いつしか腹中だけでも素直に敬服するユキカゼの姿も見てみたいです。
ただ優劣が付いているわけではなくて、両者が違いすぎるから
ハルカにとってもユキカゼから学ぶべき点があり「主従」の2文字で終わらない
特別な関係性が魅力であるように思えます。
このあたりは今後も注目して観賞していきたいですね。