見たいイベントは大体回収したのでランスの世界を離れることにします。
7月後半にプレイ開始してから5ヶ月。あっという間でした。
現実で色々ありペースが遅くなった時期もありましたが、完走出来て良かったです。
未プレイの方には「ランスって長いから覚悟が要るよなぁ」
と思う人がいるかもしれませんが、
過ごした長い時間がそのまま宝物になるので是非触れてみてほしいですね。
ここでは、感想ブログに書ききれなかったことを中心に記載します。
プレイ記のナンバリングも丁度10なので、ここ数週間の回収作業で生じた所感なんかも纏めて記載します。
当然ながらネタバレ前提ですのでご留意下さい。
ランスとシィル
2人の関係は作中で最も大事な要素の一つですね。
ランス君はシィルへの恋心が周囲に筒抜けながらも
プライドの高さからなかなか好意を認めることはありませんでした。
物語の最後まで「お前は奴隷だから傍にいろ」とだけ言い続けるかと
思えただけに、二部でシィルを取り戻した時の台詞は心に突き刺さりました。
誰もが知っていた、たった二文字の感情。
されどその二文字は、ランス君にとって一生吐き出せなかったかもしれなかった事実を考えるとずっしりと重く感じます。
失ってから後悔しても遅いですからね。
シィルと一緒に世界を巡る冒険が大好きなことを認められるようになってからの
日々は本当に幸せだったんだろうなと思います。
普通のRPGならただ納得するだけのエンディングですが、
長い長い時間を共にしたからか、魔血魂を滅ぼした後のランス君をもっと見たい、
冒険する姿を追い続けたいと思わずには居られません。
本当にこれが最後なんですよね……。寂しいです。
ランスの性格と魔王の子供
いい女が居るところにランスあり。
といった具合で世界各地を駆け回り冒険を繰り広げてきたランス君ですが、
その過程(主に7〜9)で沢山の子宝に恵まれました。
子が親を救った事実だけでも胸が熱くなりますが、
自分の女を増やし守り続けるランス君の性格、冒険があったからこそ
最高の結果を得たと考えると、より来るものがあります。
長い長い冒険譚とその最終章、どちらも輝いた瞬間でした。
大ボリューム×高クオリティ=名作
シリーズの中でも最大級のボリュームを誇るランス10ですが、
グラフィック、シナリオ、音楽の全てに手抜きを感じさせなかったのは
素晴らしいですね。
本筋の物語も素晴らしいですが、量産型あてな2号等
秀逸な食券イベントが用意されており、寄り道も楽しい。
主人公に絡む、絡まないを問わず大小様々な物語が彩ってくれることで
キャラクターだけでなく世界も愛せる作品が完成したのだと思います。
一番好きなキャラクター
勿論!!僕はリセットちゃんが一番好きだと断言します。
以前にも触れましたが、やはり二部での活躍が最大の理由です。
まとまりのないランスチルドレンを引っ張る頼もしさに、
クラウゼンの手が無くとも皆を安心させる笑顔。
そして、両親ときょうだいを心から信頼する家族愛が眩しすぎる程に純真でした。
Lv253 リセットの説明文が大好きです。
「ヒロイン」として考えるなら、9のかなみですね。
本気のツンツンからデレデレになるタイプは時間を掛けるほどインパクトが増しますが、
このシリーズは一本として見れば非常~~~に長い物語なだけあり、
脳天に萌えの稲妻が落とされました。
思わず僕はベッドに頭を叩きつけました。
最後に
ここまでの大長編を描き切ってくれた制作スタッフの皆様に感謝します。
本当に楽しい時間でした。ありがとうございました!